
「THE VOC@LOiD M@STER40」
2018年7月16日(月・祝)海の日
東京都:池 袋:サンシャインシティ
B-19.20
Vocaloid x Raggae
Compilations
Voca-Ragga
1.Lovers /MSS sound system
2.LIQUOR SOUND / MAYROCK
3.なんもない / ヒーリングP
4.パレオの彼女 / cat nap
5.サマーネーム / ふじただいき
6.Blue Hawaii / Torero
7.熱帯夜 / 青屋夏生
8.夜想曲 / 平田義久
9.Glass Stone / マグロジュース
10.アカイハナ(Ver.ボカラガ)/ 砂粒
11.即売会の打ち上げに焼き肉が食べたいよ
/ シカクドット
12.僕の庭に椿の花が咲いて / やっぱロドリゲス
13.愛は雨のように(ghost in rain drop remix)
/ 心理的菓子
・誰よりも早い、Voca-ragga、アルバム・レビュー
なんの奇跡か偶然か、南国のカリブ海サウンドが極東で生まれ変わる。
しかもジャパレゲとはまた違ったVOCALOIDという解釈で―――
いわゆる「あの」おじさん達がガラガラ声でラップしたり色っぽいお姉さんが力強い歌声で
感情を表現してたりするのを期待してこのアルバムを開くと、ちょっと前につんのめるのかもしれない。
しかし、これはボカロレゲエ、である。ニコニコという独自の文化で育ったボーカロイドの名前を冠すると
ジャンルがかなりガラパゴスな感じに進化してしまうのは、(多分に偏見も含まれるが)
VOCAROCKというジャンルで流行った曲の集団を見れば一目瞭然。
Tr-1から浮遊感ある、涼し気な、それでいて少し物悲しい…
MSS sound systemの『Lovers』で幕を開ける『Voca-ragga』
むしろ、こんなレゲエ曲、このアルバムでしか聞けないのではないだろうか。
逆に、心配された貴方、大丈夫です。Tr-2.3と、いわゆるイメージされる太陽のような明るい、
いわゆるレゲエサウンドが展開される。Mayrock/Liqour sound,ヒーリングP/なんもない、
共にあのレゲエ独特の流れるようなフロウがボーカロイドで表現されている。
すべての曲をレビューしてしまうと、恐ろしく膨大な長文になってしまうので、
試聴動画を聞いて気になった方は是非手にとって聞いてみて欲しい。
涼しくて、でも熱くて、太陽と月と雨が織りなす、奔放史上初の
オリジナル・レゲエワールドが君を待っている…かもしれない。
(canariaP)